里親登録までの道 ~その③~

こんにちは。週イチからOK♪アイ・ワークス西明石、金野です。突然ですが、私は里親の登録をしております。里親制度とは、さまざまな事情で家族と離れて暮らす子どもを、自分の家庭に迎え入れ、温かい愛情と正しい理解を持って養育する制度です。(厚生労働省HP

前回のブログ(里親登録までの道のり~その②~)では、主に研修の現場実習についてお話ししました。

実習をすればするほど、子どもたちは幸せそうに感じ里親ってなぜ必要なの?私たちが里親に迎え入れてこの子たちにとってプラスになるの?ここにいた方が幸せでは?というような悩みがどんどん大きくなり里親になる自信がなくなっていきました。

思い切ってこの悩みを、最終日に施設の方に打ち明けると職員さんはこう話してくれました。

私「私たちが里子として迎え入れるよりもここに居た方がいい気がするのですが。」
職「そのようなことは一切ありません。家庭あって施設にはないものは何だと思いますか?」
私「んー…。」

職「(急な)変更の数です。」
私「変更の数?ん???」

職「はい。例えば施設での食事は、3食きまった時間に、決まったメニューを提供されます。しかし、家庭は違います。【(スーパーで)今日は白菜が安いから、お鍋にしましょ。】とか【仕事で遅くなるから晩御飯は20時頃になるから。】とか、変更がありますよね。」
私「はい。そんなことはしょっちゅうですよねw」

職「ご飯を一例にあげましたが、遊び・外出、人との関わりなど、小さなことから大きなことまで、日常生活の全てにおいて、家庭は急な変更の連続なのです。しかし、施設は限りなく日常生活が予定通り進みます。施設は安心安全ではありますが、変更に対応する力、自分で考えて自分で行動する力を限りなく奪っています。どこまでいっても施設という“世界”の中でしか生きていないことになるんです。」

私「なるほど!家庭にしかないもがたくさんあるのですね。」
職「そうです。だから里子を受け入れるからと言って背伸びする必要はありません。いつも通り過ごして頂くことが彼ら彼女ならにとって計り知れない経験になります。」

私「(不安払拭!むしろいつも通りの方がいいんだー!!!)」

と、目からうろこの思いがけない言葉をかけて下さり、悩みが吹っ飛ぶどころか、里親への気持ちがより一層高まりました。

絶えず変化が起きすぎることも非日常ようだと感じますが、もしかすると変化が起きないことの方がもっと非日常なのかもしれませんね。

今、里親に興味がある方、また検討される方は、是非進めて行って欲しいですね。いつも通りの家庭“で”、いや、いつも通りの家庭“が”いいんですから。

次回は里親制度登録完了までとまとめについて投稿したいと思います♪

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この記事を書いた人

アイ・ワークス 田村 義邦