僕が「障がい者」ではなく「障害者」を使う理由

代表の田村です。つい先日まで、『障がい者』という表記にこだわっていた僕ですが、最近は意識して、『障害者』という表記を使うようにしています。

最近テレビや新聞やネットでも「障害者」ではなく、「障がい者」という表記を多く見かけるようになりました。

「「障害」の表記に関する作業チーム 」という政府の有識者会議まであり、表記に関する報告書もまとめられています。

障害の当事者である、あの有名な乙武さんは、

「今は『障害者』の『害』の字をひらく(平仮名で表記する)という潮流がありますね。それは勝手にしてくれればいいんですけど、よく『それについてどう思いますか?』って聞かれるんです。どうとも思っていないというか、どうでもいいと思っているというのが答えなんですけど。つまり、文字面だけ変えたって意味ねーだろ、というのが僕の思いです」

新しい時代のこと、これからの社会のこと。未来を考える新聞

と不倫でたたかれる前に(笑)こう言っています。

障害児の親である私たち夫婦の考えも『障害』でも『障がい』でも文字はどっちでもいいという考えです。

少し前までは、僕自身も

娘には、『害』があるんじゃない!

と思い、『障がい』という表記にこだわっていた時期もありますが、妻にそのこだわりを話しましたが、妻の『そんなこと気にしたこともない、どっちでもいいんじゃない。字だけ変えても意味ないし~』というひとことで、文字だけにこだわっていた自分をあっさりと改めました。

そして、

ところで最近、テレビや新聞などで「障がい者」と表記されるのを目にしますね。「害」という字を使うのは、障害のある方を傷つけるのではという考えからなのですが、NHKでは明確な理由で「害」を使い続けています。それは、「障害」はその人自身ではなく、社会の側にある。障害者=社会にある障害と向き合っている人たち、と捉えているからなんですね。

NHKが「障がい者」ではなく「障害者」を使いつづける理由

の記事を見つけて、確信しました。

医療用のバギーで移動する娘が不便なのは、娘に障害があるのではなく、医療用バギーでの移動を不便にしている社会の方にある!と。

この、『障害』があるのは、個人なのか?社会なのか?という考え方は、障害は個人にあるとする『医学モデル』という考え方と、障害者は社会にあるとする『社会モデル』という考え方に分かれるのです。

詳しくは、医学モデルと社会モデルをご覧ください。

ということで、僕は、これからも福祉サービス事業者としても障害児の親としても『障がい者』ではなく『障害者』を使い続けていく所存です。m(__)m

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この記事を書いた人

アイ・ワークス 田村 義邦