こんにちは!アイ・ワークスの宮下です。今回はアイ・ワークス45人目の卒業生が出たので、ブログを書かせていただきます。
今回の卒業生Oさんは、前職では自分の苦手な部分を何とかカバーしながら働いておられました。しかし、体調を崩され退職されたのをきっかけに
『障害と向き合い、具体的にどういう対策が望ましいのかを知りたい』
ということでアイ・ワークスの利用を開始されました。
もともとOさんは、「どんな仕事が向いているのか…どういう職種がいいのか…」と悩んでおられました。それを解決するために、”体験実習”を希望されましたが、コロナ禍ということもあり企業側の実習受入れが整わずもどかしい日々。
その状況の中でどうしていくのかを一緒に考え、Oさん自身も「今できることをやっていきたい」と前向きに気持ちを切り替えられ、実習の代わりに”土曜イベントの役割+模擬会社の業務”に積極的に取り組まれました。
模擬会社とは、外の企業ではなく、アイ・ワークス内で模擬の会社をつくっており、そこで実施できる仕事体験のことです。
その中で様々な経験を通して、自分の適性を模索しながら実務につながる実績も積まれ、結果的にご自身の強みを活かせる職場へ就職を決められました!おめでとうございます!
Oさんは、引き受けた役割を最後までしっかり対応する責任感の持ち主。その分、無理しすぎないように自分の気持ちを吐き出す練習も訓練を通してされました。また、周りの人とも自然な距離感でいつの間にか良い関係を築いていかれる方です。
自分が経験したことのある役割を、新しい利用者さんが担当される際に、さりげなくやり方をお伝えされる姿があり、とても感動したのを覚えています。
就職後も無理せずにOさんの強み、素敵なお人柄を大切にやっていってもらいたい。私たち職員一同は今後も全力でOさんを支援します。長く幸せな就労のお手伝い、引き続きさせてくださいね!