不安のムシ

こんにちは、アイ・ワークス西明石の吉岡恵介です。今回は人間誰もがもつ気持ち、「不安」について書きます。

不安に対して良いイメージをもつ人は少なく、多くの人は悪いイメージをもっているのではないでしょうか？

不安を感じたくないけど、どうしても不安な気持ちがわき上がってきて困る、疲れる、何とかしたいと考えている人は多いのではないかと思います。

「不安を克服するために自分を見直そう、自己啓発を受けよう、心理療法*1や心理検査*2を受けよう」→そういうふうに難しく考えないで、簡単に考えてみます。

ある本を読んでいると人間には、「不安のムシ」が住んでいると書かれていました。ムシが暴れるときは不安になり、ムシが落ち着いているときは気持ちも穏やかになるそうです。本を読んで「そういう考え方もあるんだ！」と感激したのを覚えています。

不安を感じるのはムシのせいなので、不安を常に感じる自分はダメだと卑下する必要はないと考え直しました。

自分の中に住んでいるので、ムシを退治することはできない、無理に退治すると自分を傷つけることにもなるのではないかと思います。私はムシも自分の一部なら排除するのではなく、ムシと上手く付き合っていこうと決めました。

不安のムシにこんなメッセージを送ります。

「不安のムシさん、今日もありがとう。あなたが暴れたときは落ち着かなくて、気持ちが沈んでしまうこともあるけど、長い付き合いなので、これからも上手く付き合っていきましょう。これからもどうぞよろしくお願いします」

落ち込んだ日や気分が沈んだ日は、ムシと上手く付き合うことを大切にしてはいかがでしょうか？

*1　心理療法
心に悩みや問題を抱えた人が、治療を受けて悩みや問題を軽減するためのもの。主に心理の専門家が治療にあたることが多い。

*2　心理検査
人の性格傾向や考え方の特徴を知るためのツール。「あなたはこういう問題点がある」とレッテルを張るのではなく、心理検査ではその人の良いところ、健康な面も知ることができる。主に心理の専門家が検査を実施することが多い