嫌いな人、苦手な人は自分の鏡(2)

こんにちは、アイワークス西明石の吉岡恵介です。前回9月のブログで、自分が嫌いだと感じている人と、実は自分も同じことをしているという話をしました。今回は前回のブログの続きで、なぜ自分の欠点をもってる人を嫌うのかをお話します。

(例えば、自分は悪口を言うAさんを嫌っている。しかし、自分も人の悪口を言っている。つまり嫌っているAさんと同じことをしている。)

【自分のもっている嫌いな側面を、相手ももっていると、私たちはその人を嫌いになる。さらに私たちは意識しないうちに、自分のもっている嫌な側面や受け入れたくない側面を、人がもっていると思い込み、その人を嫌うようになる】

(心理臨床大辞典 改訂版 培風館から引用)

自分の心の中にある感情を他人がもっていると認知しようとする傾向が、人間にはあるそうです。臨床心理学では、その心の働きを投影とよんでいます。

自分が意識しないうちに自分の嫌な側面を相手がもっていると思うので、なかなか気づきにくいのかもれません。

ここで大切なことは、投影という言葉や心の仕組みを知ることではなく、嫌っている人がいるということは、自分を見つめ直すきっかけになるということです。

相手への妬みや怒りがあるときは、自分もその感情をもっている。 → その気持ちを受け入れる。 → 受け入れると気持ちが落ち着いてくる。

上記のような循環が起きて、自分のことを見つめ直すきっかけになるのではないかと思います。

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この記事を書いた人

アイ・ワークス 田村 義邦