アイ・ワークス西明石の吉岡恵介です。最近、私が気になっている言葉の使い方についてブログを書きます。
気になっているのは、「普通」という言葉です。
ありふれた言葉で、頻繁に使用されていると思います。私は、「普通」が人の行動や発言を批評する言葉として使われていることが気になります。
「普通、こういうことしないよね」「普通に考えたらわかるやん」
広辞苑にはこのように書かれています。
普通
①ひろく一般に通ずること。
②どこにでも見受けるようなものであること。なみ。一般。
つまり10人中7人くらいの人に通じること、見受けられること?と私は受け取りました。
では残り3人は一般に通じない?どこにでも見受けられない?
一般に見受けられない発言・行動、言い換えると、「珍しい反応」であるが故に「普通~」と批評される対象になっているのではないでしょうか。
一般に通じないということは見方を変えると、「オリジナリティがある」「独特な捉え方ができる」ということではないでしょうか?
先日、駅で赤ちゃんを抱いた若い女性が前を歩いていました。赤ちゃんの帽子を落としましたが気づかずに歩いていました。すると後ろにいた男性が、声をかけて帽子を拾ってあげて、その女性に渡しました。その女性は無言で帽子を受け取りました。
その一部始終を見ていて、(普通、拾ってもらったらお礼ぐらい言うやろ)と私は思いました。でもふと考え直して、これこそオリジナリティの反応だと感じました。10人いたら1人くらいは、「ありがとう」以外の反応を示す人もいるんだなと思いました。
それとも赤ちゃんのことで気になることでもあって、とっさに拾ってもらってお礼の言葉が出てこなかったのかもしれません。
ひろく一般に通じない言動に遭遇すると、そのオリジナリティに違和感を感じ、ついつい「普通~」と言ってしまうのかもしれません。
「普通」という枠から外れて捉え方・見方を変えてみると、その人のオリジナリティに気づくのかもしれませんね。
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