啐啄同時(そったくどうじ)ってご存知ですか?

こんにちは。アイ・ワークス西明石の吉岡です。

みなさん、花粉症はいかがでしょうか?僕はそこまでひどくはありませんが、ひどい方は日常生活に支障をきたすと思います。くれぐれも、しっかり対策をして予防をしてくださいね。

さて今回は、禅語でもある「啐啄同時(そったくどうじ)」という言葉を紹介します。

この言葉の意味は、「そつ」は雛が内側から卵の殻をつつくこと。「たく」は親鳥が外側から殻をつつくことを言います。ひなは自分のくちばしで、卵の殻をつつき、生まれてきます。少しずつ時間をかけて、自分で自分の殻を割って出てきます。

一方、親鳥はひなのペースに合わせて、外側からつついて出てきやすいように手助けします。ひながまだつついて出てこようとしていないのに、親鳥が先につついて殻を破ってしまっては、ひなはタイミング良く生まれてくることはできません。

つまり、親鳥とひなのタイミングが合うと、ひなが上手に生まれることができるという意味です。

私たちの就労移行支援も同じことが言えます。私たちは親鳥というだいそれた者ではありませんが、当事者本人が就労したい意欲が無ければ、いくら私たちが支援したとしても、就職は困難です。たとえ就職できたとしても、好ましい就職や定着には到底結びつきません。

当事者本人が殻を破ろうとした時、私たちはそれを全力でサポートします。早すぎてもダメ、遅すぎてもダメ・・・・

親子のタイミング、つまり、子どもが「出よう」としている時を見計らって、親がサポートする。そのタイミングが大事だということです。

「週イチ通所から」その努力を就労へ!一緒に、一歩を踏み出しましょう。
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この記事を書いた人

アイ・ワークス 田村 義邦