障害者雇用とキャリアコンサルティング：あなたの強みを見つける方法

こんにちは。アイ・ワークス宮下です。私は前職の人材派遣会社で、営業兼相談業務を担当していた時にキャリアコンサルタントの資格を取得しました。

このブログを見ていただいている方の中には、キャリアってどういうこと？キャリアコンサルタントって何する人？という方もおられると思いますので、本日はそのことについて書きたいと思います。

キャリアという言葉を聞くと、「働いたこともないし、自分のキャリアなんて何もないです…」とおっしゃる方がおられます。

しかし、キャリアの語源は、「轍-わだち-」です。

轍とは、地面にできた車輪や馬車の通った跡のことをいいます。グネグネだったり、戻ったり、皆さんそれぞれに歩んでこられた跡があるはずです。つまり、これまでの人生において、職業、仕事だけではなく、経験されたこと全てがキャリアです。学校で学んだこと、部活、趣味、ボランティア活動、家庭生活も含まれます。

では、それを踏まえて皆さんはどんなキャリアをお持ちでしょうか？日常生活の中でそれを改めて考えたり、棚卸ししたりする機会が中々ないかもしれません。

そこで登場するのがキャリアコンサルタントです。

キャリアコンサルタントは平成28年4月に国家資格になりました。キャリアアドバイスや職業指導に関連する資格の一つで、キャリアコンサルティングを行う専門家です。キャリアコンサルティングとは、相談者に職業選択、就職、転職、スキル向上、キャリアの進化などに関する相談、助言をすることです。

その機会を通じて、これまでの自身のキャリアを振り返り、自分の強みとは？興味関心はどんなところにあるのだろう？自身の価値観について自己理解を深めていただくこと。

そして、今働いている職業のことや今後目指す仕事についての理解も深めてもらえるように支援します。就職や転職支援においても、就職先の紹介をするのではなく、ご自身で主体的な職業選択をしていただけるようにサポートする役割です。

キャリアコンサルタントが活動する場所や形は様々です。次の機会にそのご紹介ができればと思います。

私は、アイ・ワークスのキャリアコンサルタントとして、事業所内でご希望される利用者さんへキャリアコンサルティングを実施しています。

障害の特性により、これまでの人生において周囲から指摘を受けたり、多くの失敗経験から、自分の強みが思い浮かばないという方がいらっしゃいます。

しかし、皆さんそれぞれに強みがあり、どういうことにやり甲斐を感じるかなど価値観がそこにあります。それを1人で考えるのではなく、普段一緒に時間を過ごす支援員として、またキャリアコンサルタントして向き合いながら、次の歩みへのヒントを見つけていただきたいと思っています。

自分の人生を自分でデザインしていく為の気づきの時間になりますように。