オドロキだらけのアメリカ西海岸生活のはじまり

大逆転の海外転勤もあわただしいものでした。なんと告知の2週間後にはロサンゼルス国際空港についていました。ビザの関係もあり最初の3か月間は僕だけの単身赴任で行くことになりました。

あわただしく始まった駐在生活は初日から盛りだくさんでした。

ロサンゼルス国際空港に降り立ってすぐに社内で超有名な社員さんがお出迎えをしてくれました。そして、日本国内でブックオフの伝説の売上記録を持つ西海岸のエリマネとも初対面をしました。

はじめてのアメリカでドキドキがとまらない僕を現地の社員さんも含めてみんながウェルカムムード満点でお出迎えをしてくれました。楽しいアメリカ生活の予感にウキウキしていました。

が、初日のクライマックスは夕方ニューヨークのエリマネからの衝撃の電話でした。内容は詳しくは書けませんが、、、いまでも、コスタメサの日系スーパー『MARUKAI』の駐車場で受けた衝撃は、はっきりと覚えています。

仕事面で大きな衝撃をうけて始まったアメリカ生活でしたが、生活面ではいい意味でのオドロキの初体験の連続でした。

まず、なんといっても自動車の運転がオドロキでした。初日こそ、すべての送り迎えを現地社員さんにお願いしましたが、2日目からは自分でいきなりのアメリカ運転、左ハンドル、右側通行のデビューです。

当時35歳。日本国内の運転歴は17年ほどありましたが、運転免許取りたての18歳のころを思い出すくらいに緊張しまくりました。

アメリカ運転の初日は家の周りを何周か回っただけで、冷や汗だらだらでした。近所のスーパーに駐車するのも大変でした。なんども降りて確認してようやく停められる。そんなありさまでした。

西海岸では駐車は基本的に前からドンっと斜めに止めるスタイルなので、止めるのは苦労しませんでしたが、出るのは本当に怖かったです。18歳の免許取りたての少年のように近所の現地系スーパーで何度も駐車の練習をしました。

それでも数日してした道の運転には慣れてきました。今度は高速デビューです。西海岸の高速は基本的にフリーウェイなので、無料です。なので、ちょっと離れたところに行くのでも高速を使っていくことがほとんどです。

自宅からすぐにフリーウェイの入り口があったので、次の休みの日に初めてのフリーウェイデビューをしました。

ただ、時速65マイル(約105キロメートル)のところを、時速40マイル(約64キロメートル)くらいで、ず~~~と、一番右を走っていたので、何台も何台も抜いていきましたが、それを見る余裕もありませんでした。

フリーウェイを2、3往復、ただ乗ったり降りたりしただけでドット冷や汗をかいて、フリーウェイデビュー初日は無事に終わりました。

社長第一主義から従業員第一主義への大転換に続く

この記事を書いた人

アイ・ワークス 田村 義邦