3周年なので、自慢のスタッフの話をします。

代表の田村です。おかげさまでアイ・ワークス西明石は2020年7月1日で開設3周年を迎えました。これもひとえに日頃お世話になっている関係各所の皆様のおかげです。本当にありがとうございます。

この3年を振り返ってみると、ホントイロイロありました。あきらめそうになることも何度もありました。でも何とか生き残っています。

僕だけの力では絶対に生き残れなかったです。スタッフのおかげで今の僕がある。心からそう思っています。本当にありがとう。

3周年に当たってその自慢のスタッフ話をさせていただきたいと思います。少し長くなりますが、お付き合いいただけたら幸いです。

まず、ツインズワークス株式会社(この時はまだ、アイ・ワークス西明石という事業所の名前もまだ決まっていませんでした。)で行った初めての面接は吉岡悟さんの面接でした。事業所の物件契約もしていなかったので、面接は明石のレンタルオフィスで行いました。

悟さんは障害を発症し、いままで20年以上経験してきた料理人の道をあきらめざる負えなくなり、新しい道に飛び込む決意をしてくれました。

面接官自体は何度も経験していた僕ですが、当時は【就労移行】の経験もなく、知識もほとんどありませんでした。その中で面接を行いました。話した内容を詳しくは覚えていませんが、聞かれた質問にもうまく答えられた自信がありません。その中で覚えているのは、『ここは社会福祉協議会ですか?』という悟さんからの質問でした。悟さんも【就労移行】のことをよく知りませんでした。

2017年1月下旬に面接しましたが、まだはじまってもいない事業で、妻と子供も3人もいる人の人生を僕が背負えるのか?悩みに悩んで、お返事は3月1日になってしまいました。あの時、悩みに悩ん見ましたが、いまでは採用して本当に良かった。と思っています。本当にありがとう。

次に採用をしたのは、金野さんでした。金野さんの面接もレンタルオフィスで行いました。面接当時、金野さんは豊岡に住んでいて、採用になったら明石に引っ越しをする!という事でした。僕はまた悩みました。当時金野さんにまだ子供はいませんでしたが、奥さんのいる人で引っ越しまでして転職しようとしている人の人生を、僕が背負えるのか?また悩みました。

面接のときの質問で『この会社は資本金100万円なんですか?』と聞かれたので、本人はもちろん、奥さんも『こんな小さな会社で大丈夫なのか??』と不安になっていたと思います。とても勇気が必要だったと思います。それでもいまでは、採用してよかったし、勇気を出して一歩を踏み出してくれて本当に感謝しています。ありがとう。

次に採用したのは、日高さんでした。実はアイ・ワークス西明石は2017年6月1日の開所予定だったんですが、予定していたサビ管の方がご家族の看病のため退職する。という事態になってしまい、急遽新しいサビ管を探すことになったんです。そこで、何人かの候補者の中、日高さんに決めました。当時日高さんはうつ病を発症し、休職中でした。僕自身もうつ病を発症した方と仕事をするのははじめてでしたが、当事者の気持ちがよくわかるサビ管!というのが決め手になり、日高さんに決めました。ありがとう。

その次は、竹島さんです。竹島さんとは偶然にも僕の中学と高校の先輩だったご縁もあり、直感で竹島さんの採用は決めました。障害児の母親である。ということも採用の大きな決め手でした。実はそのあとアイ・ワークス西明石に長い低迷期が訪れました。利用者さんもなかなか増えませんでした。今では笑い話ですが、当時の目標は、【1日の利用者さんの数をスタッフの数より多くする。】というものでした。(笑)女性のスタッフも採用しても、なかなか定着しませんでした。

そんな悪い流れを止めてくれたのは、次に採用した青柳さんでした。そんな青柳さんですが、アイ・ワークスとのファーストコンタクトは最悪でした。7月末にインディードから応募があったので、履歴書を送ってください。とお返事しましたが、メールの不具合か何かで履歴書が送られてきたのが、8月の中旬でした。インターネットで応募してきて、履歴書を送ってこない方は多いので、今回もこのパターンかな~と半分あきらめていたら履歴書が送られてきたので、やる気がるのかどうか半信半疑でしたが、面接は、することになりました。

その面接は青柳さんの方が印象は最悪だったそうで、ほかで得ていた内定先の企業に行こうとしていたそうです。ギリギリセーフでした。(笑)そんなこんなあった青柳さんですが、もうすぐアイ・ワークス歴2年。いまではなくてはならない存在です。

その次が今井さんです。関西の某有名私大をご卒業された今井さんはアイ・ワークスで一番の高学歴の方です。履歴書を見た瞬間は驚きました。こんな高学歴でうちでイイのか???新卒で入社した会社を半年で退職して何でうちに来るの???と面接前は半信半疑でした。

しかし、面接をしていくうちに志望動機も明確だし、ほかにいた候補の中でもいちばんのやる気を感じられたので、採用になりました。今井さんも、もうすぐアイ・ワークス歴2年弱。アイ・ワークスの広報として活躍してくれている今井さんは、今では【アイ・ワークスといえば、今井!】と認識している方も多くいるほどです。

竹島さん・青柳さん・今井さんに共通していることは、ただ言われたことだけの【作業】だけをするのではなく、自ら考えて動いて、【仕事】をすることができる。という点です。まだまだシステムやマニュアルの整っていなかったアイ・ワークスではこういう人財がひったり当てはまったんだと思います。

それでも、3人にはイロイロ無茶ぶりも多く、悩ませることも多かったと思います。ゴメンナサイ。それでも、ここまで一緒に働いてくれて感謝しています。ありがとう。

その後、2019年3月に吉岡恵介さん4月に中村さんが新しく仲間に加わりました。この二人は障害者支援の専門家としてアイ・ワークスに加わってくれました。恵介さんは大学で心理の勉強もしてきて、公認心理士の資格を持ち、社会福祉士と介護福祉士の資格も持っています。いまでは、利用者さんの憩いの場として、【恵介さんが話を聞く。】というのはアイ・ワークスにとって、なくてはならないものになっています。

中村さんは20年以上障害者の就労支援に携わっている超ベテランです。障害者支援の法律も施設もまだまだ整っていなかった時代からこの業界に携わっている方で、明石の障害者業界では超がつくほどの有名人です。実際に明石最大の社会福祉法人からのお誘いを断ってなぜか(笑)アイ・ワークスに来てくれた、この道のエキスパートです。

この二人が加わってくれたことでアイ・ワークスの支援もさらに充実したと実感しています。本当にありがとう。

最後に仲間になってくれたのが2020年4月に入社した藤澤さんです。藤澤さんはアイ・ワークス西明石では2人目のサビ管ですが、次の事業所の開設計画のために2人目のサビ管として入社していただきました。

以上、現在のアイ・ワークススタッフをご紹介しましたが、みんなそれぞれの人生の節目にいろいろ悩んだり、不安もありましたが、勇気を出していっぽ踏み出して、アイ・ワークスを選んでくれました。

そんな経験のあるスタッフたちが利用者それぞれの人生の節目である【就職】のお手伝いを一生懸命にさせていただきます。素人同然だった3年前に比べると少しは成長し支援力も上がったとは思いますが、まだまだ失敗も多く、試行錯誤を続けている僕たちですが、自分自身もいろいろ悩んでいろいろ壁にぶつかってきたからこそ、できる支援があると思っています。

みなさま、そんなアイ・ワークスを今後ともどうぞ末永くよろしくお願いいたします。

2020年7月吉日
アイ・ワークス
代表 田村 義邦

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この記事を書いた人

アイ・ワークス 田村 義邦