ある日のニューヨークでの出来事。。。

代表の田村です。約1か月ぶりの僕の仕事歴ブログです。

3年間駐在したアメリカでは全く仕事をせずに、ゴルフばかりをしていた。という話は前回書きましたが、アメリカでも少しは仕事をしていました。(笑)

そんな僕がアメリカで仕事をしてきて、日本では感じることがなかったことをいくつか紹介したいと思います。

仕事のスタートはONタイム。

日本の店舗では、始業時刻の5分から10分前からなんとなく、スタッフが集まってきて仕事をはじめる。というのがよくありましたが、アメリカでは、特に現地人は完全にオンタイムになるまで、まったく働きません。

出勤はしていますが、タイムカードを打刻するのもオンタイムなので、それまでは仲間と談笑したり、フロアでくつろいだりと、まったく仕事はしません。日本人のスタッフが早めに仕事をはじめても、全く動じずオンタイムまではまったく仕事はしません。

が、ひとたびオンタイムになってタイムカードを打刻した瞬間から、集中して仕事をする!そんなスタイルの現地人スタッフは多かったです。

自分の仕事じゃなきゃNO

さらに象徴的だったのは、1ヶ月ほどニューヨーク店移転作業の出張での出来事です。

新しいお店は古い建物だったので、エレベータも相当古くて、操作も複雑なものでした。そのエレベーターにエレベーターガールならぬ、エレベーター係の大柄の男性がいました。そのエレベーターで搬入作業をしていた時のことです。

小柄な日本人女性スタッフが本がマンパンに詰まった重いダンボールを台車にのせて運んでいました。そのエレベーターで1階から2階に運んでいた時のことです。

その重い重い台車をエレベーターから外に出すのに、女性スタッフが悪戦苦闘をしていましたが、そのエレベーター係の大柄の男性は全く手伝うそぶりは見せませんでした。

『なんで?手伝ってくれないの?』って聞いたら、『僕の仕事はエレベーターを移動させるのが仕事だ。それ以外のことは仕事ではない。余計なことをして何か起きても責任は持てないからできない。』と。

オンタイムからしか働かないことも、自分の役割ではない仕事を全く手伝わないことも、日本式の仕事しか知らなかった僕には衝撃でしたが、こんな働き方のスタイルもあるんだ!と実感できた出来事でした。

 

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この記事を書いた人

アイ・ワークス 田村 義邦