精神障害者の職業的課題

こんにちは。いつもご覧いただき、ありがとうございます。アイ・ワークス西明石の吉岡です。来年、2018年度から、障害者雇用率の引き上げに伴い、精神障害者雇用義務化も同時にう施行されます。

そこで、精神障害者の職業的課題について、まとめてみました。

◇開示(オープン)か非開示(クローズ)の問題

・自己決定によることが基本となります
・メリット・デメリットと具体的に何であるかの検討が重要
・開示・非開示のみならず、応募する求人種類・支援制度の利用・定着率なども含めて検討する事が必要
・開示する際には、会社側に障害特性や求める配慮をどのように伝える整理が必要

◇疾病と障害との共存

・通院と服薬の機会が確保できる職場確保できる、職場環境、労働条件を選択
・障害特性としての症状の変動→支援者側・職場側とも柔軟に対応
・環境整備や周囲の配慮(例1 健康管理→通院保障)(例2 慣れるまで時間がかかる→上司や同僚の肯定的な応答等)

◇変化の弱さ

・できる限り変化の少ない環境を選択
・採用の前後や労働条件・職務内容が大きく変化するタイミング、人事異動の時期などには気分・体調面の変化に注意

◇易疲労性(疲れやすさ)

・短時間勤務の選択、短時間の勤務からの段階的なチャレンジなどの工夫
・体力などの状況に応じた職業選択

◇作業遂行力の制限

・理解力、判断力など無理のない職務内容を検討する
・難易度や責任の大きさ等は、段階的に引き上げる

◇対人関係の適応の難しさ

・可能であれば、職場内外の支援者との定期的な個別相談の機会を設定することで、具体的な不安・不満を解消
・本人から相談を持ち掛ければ対応できるよう、最低限の体制を確保

◇生活基盤の脆弱さ

・職業生活におけるつまずきや問題の発生をあらかじめ想定し、多面的で継続的な支援体制を継続していく

以上、精神障害者の職業的課題について、お伝えしました。次回は精神障害者の職場における具体的な支援について、お伝えしたいと思います。

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この記事を書いた人

アイ・ワークス 田村 義邦