再逆転 全国5位の店長になったのに、、、

大宮駅東口店の店長時代は、実質8か月間と期間は短かったものの、自分自身も会社全体でもいろいろな出来事がありました。

日々の業務は、50人以上のアルバイトスタッフのマネジメントと4人の社員の育成などなど、本を売ったり買ったりする店舗業務以外がほとんどでした。

毎週のようにクレーム対応もあり、お客さんが貧血で倒れたり、万引き犯を捕まえたり、店内で痴漢騒動なんかもありました。www

そんな小さな事件は多数ありましたが、会社の大事件としては、ブックオフの歴史の中でも最も大きな出来事の『坂本さん辞任騒動』が起こりました。

色々とカオスな状態でしたが、当時の1日最高売上も達成できました。

売上は、右肩上がりだったものの利益はまったく出せていませんでした。売上を確保するために毎週セールをするようになり、店長としての僕の仕事はセール内容を考えるだけというような状態に陥ってしまいました。

そんな時、起死回生の策として、地上3階の本約40万冊のすべてをひと晩で入れ替える大レイアウト変更の計画が浮上しました。

2か月ほど前から準備をはじめ、途中でリーダースタッフたちと何度も揉めて、何度もあきらめかけましたが、40万冊の移動をひと晩で行う計画なので、関東全域の店舗から社員・スタッフ合わせて200人ほどが応援にくる一大イベントになっていたので、途中でやめるわけにはいきません。

当日は、通常営業終了後の22時から翌朝の9時まで11時間ぶっ通しの作業を200人で行い、地上3階40万冊の総入れ替え作業をヘロヘロになりながらなんとか終わらせることが出来ました。

総勢200人が僕の指示でいっせいに動き出すという経験は相当プレッシャーも大きく、作業中は興奮して走り回っていましたが、【作業完了】の報告を受けた瞬間は興奮よりも安堵感の方が大きかったです。

作業が終わった瞬間に泣き出すアルバイトスタッフも何人かいましたが、僕自身はあっけないくらい淡々と応援に来ていただいたみなさんに最後の締めのあいさつをしたのを覚えています。

ブックオフの繁忙期は毎年1月なんです。一大レイアウト変更も成功に終わり、そろそろ来年の1月に向けていろいろと準備をしようとリーダースタッフと相談していた矢先、次の異動は突然やってきました。

『田村さん、異動です。』
Sさんから通達がありました。

『え!1月まで残れませんか?』
『無理です。』

『どこですか??』
『桶川です。』
『え~~~!!』

なんと、次の異動はエリアの中でもお荷物の店舗だったのです。

順調そうに見えた僕のブックオフ店長人生も、また次の異動も降格人事になってしまったのです。。。

再々逆転 大どんでん返し人事。コスタメサってどこ???に続く

この記事を書いた人

アイ・ワークス 田村 義邦