オープンで行くか?クローズにするか?

代表の田村です。先日こんな相談を受けました。

ある就労支援機関に相談に行ったんですが、全くパソコンの使えない私に支援員が『面接ではパソコンが使えると言わないと採用されないから、とりあえず面接ではパソコンは使えると言いなさい。採用されてから勉強すれば大丈夫だから。』と言われました。本当に大丈夫でしょうか?という相談でした。

当然、大丈夫じゃありません。(笑)

その就労支援機関の支援員にどんな意図があったのかわかりませんが、そんな無責任な支援員の言葉に惑わされてはいけません!

万が一、パソコンを使えない相談者の方が面接でパソコンを使えるとその場を取り繕って採用されたとしても、その後苦労するのは相談者ご自身です。最悪の場合は、内定取り消し、試用期間中に解雇、上司や同僚からのパワハラやいやがらせ等々があるのは目に見えています。

この相談者の方だけでなく、同じような内容のご相談は多いです。

面接のときは障害を隠しておいて、採用されてから徐々に障害の特性を説明して、配慮してもらうようにしたいです。

というご相談もよくあるご相談内容です。

企業に雇用される際に自分自身の障害を明らかにする(オープンにする)ことを、【オープン雇用】や【障害者枠採用】という呼び方をします。反対に、雇用される際に自分自身の障害を明らかにせずに(閉じて)、隠すことを【クローズ雇用】と言います。【一般枠採用】も同様の意味です。

今回の相談者のように、【面接のときは障害を隠しておいて、採用されてから徐々に障害の特性を説明して、配慮してもらう】というのは、【クローズ】で採用されてから【オープン】にする。と言っていることと同じ意味です。

企業側・採用側の立場で少し考えれば、こんな無茶は通らないし、、就職できても定着するわけがない。とすぐにわかると思いますが、実際に【クローズ】で採用されてから【オープン】にしようとしている相談者の方にお会いすることはよくあります。

面接や採用の際に障害を【オープン】にするか?【クローズ】にするか?というのは、外見ではほとんど障害のことが分からない精神障害の方は、必ずいちどは悩むところです。

【オープン】、【クローズ】どちらにもメリット・デメリットがあり、どちらが絶対に良い。とは言えません。アイ・ワークス西明石では、相談者の方、おひとりおひとりの障害や特性を考慮してそれぞれの将来設計を一緒に考えて支援しています。まずは、お気軽にご相談ください。

『障害者雇用』には興味があるけど、よくわからない?という企業の経営者の方、人事担当の方からのご相談もお待ちしております。


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この記事を書いた人

アイ・ワークス 田村 義邦