先日カラオケイベントで司会をした利用者のＫです。

先日カラオケイベントで司会をした利用者のkです。今日は利用者さんがかなり少なくてなんだか懐かしい気分になりました。先に話しますと先日うけた面接が採用になったので今週でアイワークスを卒業します。

今日はこの場を借りて思い出話をしたいと思います。長くなりますが読んでくだされば幸いです。（あくまでも個人的な思い出です）

私が初めてアイワークスに見学に来たのは2017年の10月でした。

就労移行支援というところがどんなものかも分からず恐る恐るの体験でした。朝礼で一言スピーチをしたのですが自分の心境や病気のことを告白する事でこんなにも心がかるくなるのか・・・と感じました。

温かい目で頷きながら聞いてくださった利用者さんと、やさしく楽しい職員さんに囲まれてスタートでしたが、当時の利用者は毎日顔を合わせるのは3人でした。

会話もあまりなく職員さんが間に入って何とか話せる。けれど表情は硬くて・・・でも、かけてくれる言葉は温かい。表情は硬いのに利用者さんの冗談がやたら面白い。

「なんでこんな楽しいんだ？」「しんどくてもアイワークスには行こう」と、思えるようになって、気づけば利用者さんも増えていき、今では職員さんが入らなくてもみんなでわいわい話せる場所になっていました。

まるで学校みたいな楽しさです。面接を他にも受けたのですが、面接の練習や履歴書、職務経歴書では一緒に考えて頂き、利用者さんに「がんばれ！」と背中を押していただきました。

結果は不採用だったのですが1人でいた時の絶望感はなく「また通える！」と、嬉しくなったくらいでした。ただの訓練だけでなく、プライベートの悩みも真剣に聞いてくださったことも本当に感謝しかありません。

私はアイワークスに通い始めたころにパソコンを初めて触ったような状態でしたが、今ではブラインドタッチができるようになり、WordとExcelが使えるようになっていました。私は資格取得はしていません。

もちろん資格があれば面接では有利になるのかもしれませんが、それが絶対ではないんだなと感じました。私がこのアイワークスで学んだことはパソコンやビジネスマナーなどよりも「自分らしくいることの大切さ」でした。

ここを卒業してもこれからもまだまだアイワークスとは関りを続けます。これからもよろしくお願いいたします。