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職場の人間関係がしんどいときは? 「262の法則」と、我慢をため込まない伝え方

職場の人間関係に悩む女性のイラスト。「あの人のことで、もう、しんどい。」「全員に好かれなくていい。ため込まなくていい。」というメッセージ。

「あの人に、どう思われているんだろう」
「この人とは、もうやっていけない」

職場の人間関係で疲れてしまうと、仕事の中身より、人のことで頭がいっぱいになります。それが続いて、仕事を辞めてしまう方もいます。

人間関係のしんどさを少し軽くする考え方を、3つ紹介します。

  • 全員に好かれる必要はありません(262の法則)
  • 「もうやっていけない」と感じたら、我慢をため込んでいる合図です
  • 苦手な人は、自分を見直すきっかけにもなります
目次

全員に好かれる必要はない:「262の法則」

「262の法則」は、周りの人との関係を、次のように分けて考える見方です。

割合どんな人か
2割自分が何をしても、好きになってくれない人
6割自分の行動や関わり方しだいで、好きにも嫌いにもなる人
2割自分が失敗しても、味方でいてくれる人

数字は実験で確かめられたものではなく、考え方の目安です。それでも、こう考えると気持ちが楽になります。

どうしても合わない人が職場にいても、それは「2割」の人かもしれません。全員に好かれようとして力を使い切るより、関わり方で変わる「6割」の人との関係に力を向けるほうが、働きやすくなります。

落ち込んだときは、どんなときも味方でいてくれる「2割」の人がいることを思い出してください。

「もうやっていけない」は、我慢をため込んだ合図

「この人とは、もうやっていけない」と、急に気持ちが切れてしまうことがあります。

人には相性があり、合わない人がいるのは当たり前です。ただ、そこまで強く思うようになる前に、我慢を続けていたことが多いものです。

「言いたいことはあるけど、機嫌を損ねると困るから黙っておこう」
「自分が我慢すれば、丸く収まる」

こうした我慢が続くと、不満がたまります。限界がきたとき、「もう無理」と一気に関係を切ってしまいます。周りから見ると、おとなしい人が急に怒った、急に辞めた、と映ります。

我慢をため込まない伝え方

自分の気持ちも、相手の立場も大切にしながら、思っていることを伝えるコミュニケーションの方法を「アサーション」といいます。

職場で使いやすいのは、「事実」「気持ち」「お願い」の順に短く伝える形です。

「急ぎの仕事が3つ重なっていて(事実)、全部を今日中に終えられるか不安です(気持ち)。どれから先にやればいいか、決めてもらえますか(お願い)」

相手を責めずに、自分の困りごとを伝えられます。我慢する前に小さく伝えておくと、「もうやっていけない」まで追い込まれにくくなります。

苦手な人は、自分を見直すきっかけにもなる

「嫌いな人、苦手な人は自分の鏡」という言葉があります。

たとえば「あの人は人の悪口を言うから苦手だ」と感じているとき、気持ちが落ち着いてから振り返ると、自分も同じことをしていた、と気づくことがあります。

臨床心理学では、自分の中にあって受け入れたくない気持ちを、相手が持っているように感じる心の働きを「投影」と呼びます。

苦手な人への強い怒りやモヤモヤに気づいたら、「自分の中にも、同じ気持ちがあるのかもしれない」と考えてみてください。その気持ちを受け止めると、少し落ち着いて相手と向き合えるようになります。

ただし、怒鳴られる、無視される、仕事を取り上げられるといった扱いを受けているなら、それは自分を見直す話ではありません。社内の相談窓口や、都道府県労働局・労働基準監督署にある「総合労働相談コーナー」に相談できます。予約はいらず、無料です。

人間関係で仕事が続かないことが重なるなら

人間関係でつまずいて辞めることが何度も続いているなら、相性の問題だけではないこともあります。

相手の気持ちを読むのが苦手、言われたことをそのまま受け取りやすい、疲れやすく余裕がなくなる。こうした得意・苦手が関わっていることもあります。理由が分かると、仕事の選び方や伝え方を変えられます。

アイ・ワークスの就労移行支援では、報連相や伝え方の練習を、グループワークなどで実際にやってみながら身につけます。働く前に練習できる場所があることも、知っておいてください。

障害かどうかを決める場所ではありません。「人間関係でいつも同じところでつまずく」という相談からでも大丈夫です。

よくある質問

職場に合わない人がいるのは、自分のせいですか?

そうとは限りません。人には相性があり、262の法則で言えば、何をしても合わない人が2割ほどいると考えてみてください。全員とうまくやる必要はありません。

言いたいことを伝えると、関係が悪くならないか心配です

相手を責める言い方ではなく、「事実」「気持ち」「お願い」の順に伝えると、関係を壊さずに困りごとを伝えやすくなります。小さいうちに伝えるほど、話はこじれにくくなります。

まとめ:人間関係は「全員に好かれる」より「ため込まない」

職場の人間関係で大切なのは、全員に好かれることではありません。関わり方で変わる人との関係に力を向け、我慢をため込む前に小さく伝えることです。

それでも人間関係で仕事が続かないことが重なるなら、一人で抱えずに、相談できる場所を使ってみてください。

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