行動活性化療法とは?

アイ・ワークス西明石、金野です。本日は行動活性化療法についてお話しします。

その前に…こころの仕組みは、「考え」「気持ち」「からだ」「行動」の4つから成り立っています。4つの側面の1つが崩れると他の3つも崩れます。このように4つの側面が影響し合っています。逆に考えると1つが調子よくなれば3つも調子がなります。

どれが一番すぐに変えやすいと思いますか?

それは行動です。

普段生活していると、今日は調子がいいから外に出よう。など「気分が良いから行動する(中→外)」ことの方が多いと思います。これを「行動するから気分がよくなる(外→中)」これが行動活性化療法です。認知療法のひとつで、ストレス対処能力の向上をさせるものです。

例えば「やらなくてはいけないことがあるが気分がのらないからテレビを見ている」という状態だと、「やる気を出す」という気分を変えるのではなく「テレビの電源を消してみる」という行動の方が実践しやすいということです。

みなさんは、気分を上げるための自分の行動を認識していますか?

お医者さんは基本的にお薬を処方して気分(中)整えてくれます。しかし、それを行動(外)に移すには、薬物療法のみだけでは必ず改善される保証はありません。薬物療法でうつ病が治ったとしても、うつになりやすい考え方や行動がそのままだと、再発率が高まることでしょう。

したがって、気分を上げるための自分の行動を認識できていない人は生活習慣を記録してみて下さい。そしてその一つ一つに対しての気分1~10点の評価をして下さい。

そうすると、コーヒーを入れると評価が高くなった。では、定期的にコーヒーの時間を設けよう。スマホでゲームするは意外に評価が低くなった。では。スマホを触る時間を減らしてみよう。と習慣として気づかなかった日々の行動を”見える”ようにすることで、自分にとって何がプラスで何がマイナスなのかが明らかになっていくのです。

まずは、普段の何気ない生活を意識してみて下さい。そうするとあなたのこころが弱くなったり、強くなったりするきっかけがわかるはずです。


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この記事を書いた人

アイ・ワークス 田村 義邦