こんにちはアイワークスの田村です。突然ですが、みなさんは「更生訓練費」をご存じですか?
障害を持つ方が社会との繋がりを持ち、自立して生活するためのサポートは、私たちの社会が持つべき大切な役割の一つです。しかし、そのサポートを受けるための制度やサービスについて、具体的な内容や方法を知らない方も多いのではないでしょうか?
そんな制度知らなかった!と言うそんなあなたのために今回は「更生訓練費給付事業」という制度について、その詳細や自治体ごとの違いについてご紹介します。
この制度を利用して、あなたがより良い生活を送るための一歩を踏み出すお手伝いができればうれしいです。
更生訓練費給付事業とは?
障害者の方が生活訓練や就労移行支援のサービスを利用する際、必要な経費を補助する制度です。具体的には、訓練に関する文房具や参考書などの経費、また公共交通機関を利用するための交通費が対象となります。
対象者の条件
対象となるのは、生活訓練または就労移行支援のサービスの利用が決定されている方です。利用者負担額が生じない方や市町村長が認める場合があります。(前年度の所得に応じて支給決定される自治体もあります。)
具体的な条件は自治体によって異なる場合があるため、詳細は各自治体の情報をご覧ください。
地域ごとの制度の違い
ここでは、アイワークスの近隣自治体の制度を詳しくご紹介します。
明石市
訓練の経費
対象者:生活保護制度を受けている方
単価:15日以上通所の場合14,800円/月、15日未満は7,400円/月
支給は1ヶ月毎
通所の経費
対象者:利用者及びその付添者
単価:実費(定期代上限)
支給は6ヶ月毎
神戸市
訓練の経費
対象者:利用負担額の生じない方や低所得1の方
単価:15日以上通所の場合3,150円/月、15日未満は1,600円/月
支給は1ヶ月毎
通所の経費
対象者:利用負担額の生じない方や低所得1の方
単価:実費(日額280円上限)
支給は1ヶ月毎
加古川市
訓練の経費
廃止
通所の経費
対象者:公共交通の定期券利用者
単価:JR私鉄は定期代の1/2、バスは定期代の1/3
支給は1年毎
注意点と確認方法
各市町村によって支給対象や額、支給内容に違いがあります。また、制度が存在しない、もしくは廃止されている自治体も存在します。詳しくは、各市町村の役所の窓口で確認してください。
いかがでしたか?上記のようにアイワークスの近隣自治体でもサポートの内容って違うんです。自分に合ったサポートを受けるためには、正しい情報を知っておくことが大切です。
何か疑問や気になる点があれば、まずはお住まいの役所に聞いてみてください。いきなり役所に聞くのはちょっとハードルが高い。という方は、お気軽にアイワークスにお問合せください。お待ちしております。