就労移行支援・生活訓練は毎日通う必要がある?週1〜2日から始める通所日数の考え方

就労移行支援・生活訓練を週1〜2日から始め、通所日数を少しずつ増やすイメージ

「福祉サービスに通ってみたい。でも、毎日通える自信がない」

「今は週2日くらいが限界」

「毎日通えないなら、まだ利用するのは早いのかな」

就労移行支援や生活訓練を検討している方から、こうした不安を聞くことがあります。先に結論からお伝えすると、

就労移行支援も生活訓練も、

すべての人が最初から一律に週5日通わなければならないサービスではありません。

体調や生活リズムに不安がある場合には、少ない日数や短い時間から始め、少しずつ通所を安定させていく方法もあります。

ただし、

「どの事業所でも必ず週1日から利用できる」

という意味ではありません。利用できる日数や時間は、自治体の支給決定、事業所の運営方法、本人の状態や個別支援計画などによって異なります。

目次

就労移行支援も生活訓練も最初から週5日とは限らない

福祉サービスを検討している方の中には、

  • 長く自宅で過ごしていた
  • 退職後に体調を崩した
  • 朝起きる時間がまだ安定していない
  • 人の多い場所に長時間いると疲れる
  • 外出すること自体に慣れていない
  • 通勤や通学の経験が少ない

という方もいます。

そうした状態で、

「来週から月曜〜金曜まで毎日通いましょう」

と始めても、無理をして続かなくなってしまえば本末転倒です。

  • 最初は週1〜2日。
  • あるいは午前中だけ。
  • そこから体調や生活リズムを確認しながら、少しずつ日数や時間を増やしていく。

そんな進め方も考えられます。

就労移行支援と生活訓練では目的が少し違う

就労移行支援と生活訓練は、どちらも障害福祉サービスですが、目的は同じではありません。

就労移行支援の場合

就労移行支援は、一般企業などで働くことを目指す方が、就職に必要な力を身につけていくサービスです。

そのため、

  • 決められた日に通える
  • 一定時間活動できる
  • 疲れたときに休憩や相談ができる
  • 生活リズムを仕事に合わせて整える

といったことも、就職に向けた準備の一つになります。希望する仕事が週5日勤務なら、最終的にはその働き方に近い生活リズムを目指していくこともあります。

生活訓練の場合

生活訓練では、就職することだけが目的ではありません。

例えば、

  • 朝起きる
  • 外出する
  • 定期的に通う
  • 家事をする
  • 金銭管理をする
  • 人と関わる
  • 自分の体調を知る

といった、日常生活を安定させるための力を身につけていきます。そのため、

「週5日通えるようになること」

そのものをゴールにする必要はありません。本人がどのような生活を送りたいのかを考えながら、その人に必要な通所ペースを考えていきます。

大切なのは「週何日」より、その先の目標

例えば、同じ週2日の通所でも目的は人によって違います。就労移行支援なら、

「まず週2日から始めて、将来の週5日勤務に向けて徐々に増やしたい」

という人がいるかもしれません。

生活訓練なら、

  • 「まず週2回外出する習慣を作りたい」
  • 「昼夜逆転を整えたい」
  • 「家以外に安心して過ごせる場所を作りたい」

という目標かもしれません。

大切なのは、

週何日通っているかではなく、その通所が本人の目標につながっているか

です。

例えばこんなふうに段階を作ることもできます

これは制度上の決まりではありませんが、例えば、

STEP
週2日・午前中

STEP
週3日・午後まで

STEP
週4日

STEP
必要に応じて週5日


というように段階を作る方法があります。ただし、誰もが週5日を目指す必要があるわけではありません。特に生活訓練では、

「安定して週3日通えるようになった」

ことが、その人にとって十分大きな変化である場合もあります。大切なのは、

なぜ今はこの日数なのかそして、次に何ができるようになりたいのかを本人と支援者で共有することです。

毎日通えないと利用する意味がない?

そんなことはありません。

例えば週2日の通所でも、

  • 朝起きる時間が安定した
  • 外出できる日が増えた
  • 人と話す機会が増えた
  • 生活リズムが整ってきた
  • 長い時間活動できるようになった
  • 自分から困りごとを相談できるようになった

のであれば、それは大切な変化です。

一方で、

何か月経っても、

「何となく週2日通っている?」

という状態になっている場合は、一度目標を振り返った方がよいかもしれません。

標準的な利用期間はどちらも2年間

就労移行支援も生活訓練も、標準的な利用期間は2年間です。だからこそ、

「焦らず進めること」

「目標なく時間を過ごすこと」

は別だと考えています。例えば定期的に、

  • 通所日数
  • 遅刻や欠席
  • 睡眠
  • 疲労の残り方
  • 家での生活
  • 人との関わり
  • 就職や生活についての目標

などを振り返ります。そして、

「次の3か月で何を目指すのか?」

を考えていくと、通所する意味が見えやすくなります。

見学するときに確認したい4つのこと

毎日の通所に不安がある方は、見学のときに、

「週何日から利用できますか?」

だけで終わらせないことをおすすめします。

週1〜2日や短時間から始められるか?

事業所によって対応は異なります。現在の体調や生活状況を伝えたうえで相談してみましょう。

日数や時間をどう増やしていくのか?

「最初は週2日」と言われたとしても、その後どのように振り返り、次の段階へ進むのかを確認します。

休んだときにどう考えるのか?

欠席したことを単純に問題とするのではなく、「なぜ休んだのか」「どうすれば次は通いやすくなるのか」を一緒に考えてくれるかも大切です。

自分の目標に合わせて考えてくれるか?

就職したい人。まず生活リズムを整えたい人。外出する習慣を作りたい人。人によって目標は違います。その人の目標に合わせて通所日数を考えてくれる事業所かを確認してください。

よくある質問

週1日でも利用できますか?

一律に利用できるとは言えません。自治体の支給決定や事業所の運営方法、本人の状態や個別支援計画などによって異なります。希望する事業所へ相談してください。

午前中だけでも利用できますか?

短時間利用に対応している事業所もあります。ただし対応方法は事業所によって異なります。

就労移行支援なら最終的には週5日必要ですか?

必ずしも一律ではありません。ただ、週5日勤務の仕事を希望している場合には、就職前にその働き方に近い生活リズムを作っていくことも大切です。

生活訓練でも通所日数を増やしていきますか?

本人の目標によります。生活訓練では週5日通うこと自体が目的ではありません。生活リズムや外出、家事、人との関わりなど、本人が目指す生活に合わせて考えます。

まとめ|毎日通えるようになってから相談しなくていい

「毎日通えるようになってから福祉サービスを利用しよう」

と考える必要はありません。むしろ、

今はどのくらいなら通えそうなのか?
これからどんな生活や働き方を目指したいのか?

そこから相談することができます。アイ・ワークスでは、西明石で就労移行支援神戸三宮で生活訓練を行っています。

最初から毎日通うことに不安がある方も、現在の生活リズムや体調を確認しながら、無理のないスタート方法を一緒に考えます。

「就職したいけれど、まだ毎日は難しい」
「まずは生活リズムから整えたい」

どちらの段階でも、まずはご相談ください。

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